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非結核性抗酸菌症について

非結核性抗酸菌症の漢方治療 (MAC Lung Disease)

<お知らせ>
▼非結核性抗酸菌症診察費について “保険が使える漢方治療”
健康保険での非結核性抗酸菌症の漢方治療の費用は、自費(自由診療)による漢方診療と比べますとずっと安くなります。また、保険で使われる漢方は顆粒状に分封されているので、手軽に服用でき、携帯に便利です。保険診療で適用される漢方はおよそ150種類の中から、もっとも非結核性抗酸菌症の症状にあった漢方処方を選ぶことができ、非結核性抗酸菌症に対する専門的な漢方治療をおこなっています。病院で受けた採血、CTなどがある場合は御持参してください。

院長が取材、掲載されました週刊朝日ムック・本格漢方「漢方の名医はこう治す!」はクリニックの待合室で読むことができます。

▼週刊朝日ムック 家族ではじめる 本格漢方で院長が非結核性抗酸菌症の漢方治療について解説しています。

疾患・症状別 はじめての漢方治療、方剤別 はじめての漢方100などの医師むけ
教科書で西洋医学でも漢方医学でも臨床力を有する本当の“治せる医師”名医として執筆者に選ばれています。

 治療と方針

治療

結核菌は、抗酸菌属という細菌の一種です。抗酸菌属には、結核菌以外に、非結核性抗酸菌や「らい菌」などがあります。非結核性抗酸菌によって起こる感染症が非結核性抗酸菌症です。
結核菌と症状よく似ていますが別の種類の菌が原因であり、非結核性抗酸菌症と呼ばれています。土壌、ほこり、水などの自然環境に広く存在する環境寄生菌です。

非結核性抗酸菌の中で一番多いのが、アビウム、イントラセルラーレの二種類で、合わせてMAC(マック)と呼び、70~80%を占めます。次に多いのが、 カンサシーという菌で15~20%を占めます。その他の珍しい菌種が5~10%の割合で見られます。
非結核性抗酸菌は、結核よりも毒力が低いと考えられ、ほとんどの人は、感染しても発病しません。しかし、体力が低下した人は発病の危険が高いと考えられています。主な症状は、咳・痰・血痰、全身のだるさ、微熱、体重減少などです。

治療は結核の薬を使いますが、治療が、うまく行かない場合や再発することもあります。身体の抵抗力、自然治癒力が病原微生物の増殖を抑えられなくなると非結核性抗酸菌症は進行・進展します。結核に比べて治療が困難な場合があります。
非結核性抗酸菌症の漢方治療は免疫力を高めて菌に抵抗し病気の進行を抑えます。

非結核性(非定型)抗酸菌症 MAC Lung Diseaseに用いる主な漢方処方

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
【漢方構成生薬】
人参(ニンジン) 、黄耆(オウギ)、 蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ) 、柴胡(サイコ)、 当帰(トウキ)、 升麻(ショウマ)、
陳皮(チンピ) 、生姜(ショウキョウ) 、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)
【漢方構成生薬】
炙甘草(シャカンゾウ)、人参(ニンジン)、 桂皮(ケイヒ)、 阿膠(アキョウ) 、麦門冬(バクモンドウ) 、麻子仁(マシニン)、 地黄(ジオウ) 大棗(タイソウ) 、生姜(ショウキョウ)

麦門冬湯(ばくもんどうとう)
【漢方構成生薬】
麦門冬(バクモンドウ) 、半夏(ハンゲ)、 人参(ニンジン)、粳米(コウベイ) 、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)

人参養栄湯(にんじんようえいとう)
【漢方構成生薬】
人参(ニンジン)、黄耆(オウギ)、当帰(トウキ)、地黄(ジオウ)、白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、芍薬(シャクヤク)
桂皮(ケイヒ)、陳皮(チンピ)、遠志(オンジ)、五味子(ゴミシ)、甘草(カンゾウ)

滋陰至宝湯 (じいんしほうとう)
【漢方構成生薬】
麦門冬(バクモンドウ)、貝母(バイモ)、陳皮(チンピ)、柴胡(サイコ) 、知母(チモ)、地骨皮(ジコッピ)、香附子(コウブシ)
芍薬(シャクヤク)、当帰(トウキ) 、麦門冬(バクモンドウ)、白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、甘草(カンゾウ) 、薄荷(ハッカ)

 ◆小柴胡湯(しょうさいことう)
【漢方構成生薬】
柴胡(サイコ)、黄芩(オウゴン)、半夏(ハンゲ)、人参(ニンジン)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、大棗(タイソウ)

などがあります。個々の病状により選択する方剤は異なってくるため他の方剤を選択する必要もあります。

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★病院で非結核性抗酸菌症と診断されました。非結核性抗酸菌症は過労で悪化しますか?

非結核性抗酸菌症の病状には体の抵抗力が大きく関与していると考えられています。過労により非結核性抗酸菌症は悪化することがありますので注意が必要です。

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非結核性抗酸菌症Q&A

Q1.漢方の治療は費用が高いのではないですか? 
Q2.非結核性抗酸菌症の治療になぜ今漢方治療が必要なのでしょうか?
Q3.非結核性抗酸菌はどこにいますか? 
Q4.非結核性抗酸菌症は病院への隔離入院の必要がありますか? 
Q5.非結核性抗酸菌症で病院に通院し、抗結核剤を飲んでいます。漢方を併用できますか?
Q6.非結核性抗酸菌症の患者数は、どのくらいですか?
Q7.診断基準を教えてください。
Q8.漢方治療の利点はなんですか?
Q9.抗酸菌とはどの様なことですか?
Q10.非結核性抗酸菌症はどのような症状が出ますか?
Q11.CT、レントゲンで気管支拡張症と診断されました。気管支拡張症が気になります

非結核性抗酸菌症でお困りの方は是非一度の漢方治療をお試し下さい。Kメディカルクリニックは、京王線千歳烏山駅(世田谷区)より徒歩1分にある、内科・漢方内科・アレルギー科のクリニックです。ご心配な方はお気軽にご来院下さい。

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