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アトピー性皮膚炎Q&A7

QUESTION7.

アトピー性皮膚炎が改善したことを確認する検査はありますか?

Answer

皮膚の状態だけではなく血液検査でアトピー性皮膚炎が改善したことを客観的に判断が出来ます。血液検査のTARCが最もよい指標になります。
アトピー性皮膚炎が悪化するとTARCの値が上昇します。 アトピー性皮膚炎が改善すると上昇していたTARCの値が下降します。 TARCはアレルギー反応を活性化する物質です。

TARC (thymus and activation-regulated chemokine)とは
71個のアミノ酸よ り構成されるたんぱく質です。特定の白血球を遊走させるケモカイン群(白血球走化性因子)の一つです。アトピー性皮膚炎では、皮膚(表皮角化細胞)からの TARCの産生が強くなります。そしてTARCがリンパ球の一つであるTh2細胞を病変局所に引き寄せてアレルギー反応を亢進させます。アトピー性皮膚炎 の病状に関与して症状を増悪させると考えられています。血清中のTARC値は、アトピー性皮膚炎において、その重症度を反映して推移しますのでアトピー性 皮膚炎の重症度を評価できます。
2008年7月より,血清TARC値の測定がアトピー性皮膚炎の保険適用となっています。

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