診断
手指の関節の腫れ・痛み・しびれ・変形が第一関節に起こることを
ヘバーデン結節と診断します。
原因
更年期の女性に多く、起こるため女性ホルモンなどの欠乏が関与していると考えられています。
主として副腎皮質から分泌されるホルモンにデヒドロエピアンドロステロン-サルフェイト(DHEA-S)があります。性ホルモン(エストロゲンとアンドロゲン)に変化するステロイドホルモンです。DHEA-Sには炎症を抑える作用がありますが更年期以降減少し、エストロゲンの減少にもつながってゆきます。
治療
漢方薬の処方。女性ホルモンの欠乏に対応した食事療法。運動療法。
サプリメントなど総合的な対応が必要となります。
※当院にて、炎症を抑えるDHEA-Sを含めたホルモン年齢ドック(血液検査、1万円)を希望される方は午前中に受診してください。
関節リウマチとの鑑別
ヘバーデン結節をリウマチと思って来院される方が多いですが、全く異なる疾患です。ヘバーデン結節では手指の一番先の第一関節が瘤状に腫れますが、関節リウマチで第一関節が腫れることはほとんどありません。関節リウマチは全身のどの関節にも変形が起こりますが、ヘバーデン結節は指の第一関節の限定的な変形と痛みが特徴です。
「西洋医学でも漢方医学でも臨床力を有する本当の“治せる医師”名医」としている紹介されている院長が治療いたします。