掌蹠膿疱症の漢方治療
~自然治癒力を高めて皮膚症状、関節痛を同時に治療~
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)掌蹠膿疱症性骨関節炎の漢方治療
【Kメディカルクリニックの治療について 】
▼診療費について“保険が使える漢方治療”
健康保険での漢方治療の費用は、自費(自由診療)の漢方診療と比べますとずっと安くなります。また、保険で使われる漢方は顆粒状に分封されているので、手軽に服用でき、携帯に便利です。保険診療で適用される漢方はおよそ150種類の中から、もっとも症状にあった漢方処方を選ぶことができます。
▼歯科金属パッチテストについて
パッチテストは第1日目、第3日目(48時間後の判定)、第4日目(72時間後の判定)の合計3日間の病院への通院が必要です。負担が多いためご自宅近隣の病院でパッチテストを検査することをお勧めします。東京でパッチテストができる病院は以下「Q6」に列記してある病院以外に以下の病院もあります。いずれの病院も受診には紹介状が必要となります。
※金属パッチテストは「必ず」行う物ではございません。必要に応じてのご案内となります。
・虎ノ門総合病院 ・東京都済生会中央病院 ・東京警察病院 ・同愛記念病院 ・NTT東日本関東病院 ・東京医科歯科大学付属病院
▼禁煙外来を希望される掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎の方
漢方治療と禁煙外来とは、並行して行うことができます。外来受診時に御相談ください。
▼遠方の方の漢方治療について
頻繁に通院が難しい遠方の方でも漢方治療は可能となっております。当院へは北海道、宮城、千葉、埼玉、神奈川、茨城、栃木、長野、静岡、奈良、福岡などから通院され、治療を行なっている方もいらっしゃいますので、ご安心下さい。
治療と方針
疾患
「掌蹠」とは、四足歩行時に四足が地面につく部位に相当します。東洋医学では腎に強く関連した部位と言われています。また、皮膚は皮膚呼吸をしているため東洋医学では肺に関連した部位とされています。
従って掌蹠膿疱症(しょうせきのうほう症)は皮膚の疾患ですが、東洋医学的には肺、腎の機能の低下による疾患として治療にあたる必要があります。
社団法人日本皮膚科学会「掌蹠膿疱症について」
症状
掌蹠膿疱症は四肢の掌蹠に無菌性の膿疱が多数認められる疾患です。無菌のため膿疱の中には細菌、真菌などの菌はいません。爪に変化を認めることもあります。 また、掌蹠膿疱症性骨関節炎は胸肋鎖関節、脊髄などの関節、骨に炎症を認める場合もあり、疼痛が著明で日常生活に影響がでることもあります。罹病期間は長期に及ぶことが多いです。軽快、増悪を繰り返し、女性に多くみられます。 抗生剤やステロイドなどの軟膏治療に抵抗性で治療に難渋することが多いです。
高温多湿な時期に症状が増悪する場合もあります。
原因
扁桃腺炎、歯科の金属のアレルギーなどが原因として報告されています。
併発疾患
掌蹠膿疱症は糖尿病、脂質異常症、甲状腺疾患を併発することがあります。ご心配な方はご相談下さい。
【治療】
治療の方法としては、肺と腎の働きを高めながら炎症を抑える方剤(漢方薬)が使用されます。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は治療が難しい疾患です。漢方薬による治療の経過が良好でも、軽快と増悪を繰り返します。軽快と増悪の変動の幅が少なくなってゆき治癒にいたります。
漢方治療として報告されている方剤は
・桂枝加黄耆湯
・白虎加人参湯
・加味逍遙散
などがあります。個々の病状により選択する方剤は異なってくるため他の方剤を選択する必要もあります。
【食生活の注意事項】
和食を基本にした食生活を送ってください。
肉類、脂質、乳製品は摂り過ぎないように注意しましょう。
過度のアルコール摂取や喫煙は病状を悪化させます。注意が必要です。
当院における治療経過例
【症例①】
【症例②】
※本掲載写真につきましては、患者様ご本人の同意を得て掲載をさせて頂いております。
★掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎の治療になぜ今漢方治療が必要なのでしょうか?
1.現代医学だけでの治療は困難であること。
2.漢方医学が人間全体のバランスを考えた医学であり、その考え方が 掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎の治療にも向いていること。
3.漢方のエキス剤が開発されてから漢方処方薬が飲みやすくなり、がどこでも漢方を飲めること。
などの理由があります。
★漢方の治療は費用が高いのではないですか?
当院では健康保険にて漢方処方をしています。よって漢方薬も健康保険の適応になります。又、保険で認められているエキス剤漢方を処方しています。
費用は保険適応の西洋薬と比較しても、あまり変わらない場合が多く、安い場合もあります。
★夏になると悪化する掌蹠膿疱症
夏に増悪する掌蹠膿疱症の治療も漢方で治療できます。掌蹠膿疱症の方は夏に増悪することが多いです。夏は高温多湿のため「湿」という余計な水分が体の中に溜まって「熱」を持ちます。
東洋医学ではこの状態を湿熱(しつねつ)といいます。体に熱がこもりやすい状態です。湿熱があると皮膚は炎症を起こしやすくなります。季節に対応した掌蹠膿疱症の漢方処方で夏場の掌蹠膿疱症の増悪を乗り切りましょう。
Q&A
Q1.掌蹠膿疱症の患者数は何人ぐらいなのですか?
Q2.体重が増えたら掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎が再発しました。体重は増えると良くないのですか?
Q3.漢方薬にビオチンが入っているって本当ですか?
Q4.東京の総合病院の皮膚科で掌蹠膿疱症と診断されました。整形外科の病院では掌蹠膿疱症性骨関節炎と診断されました。掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎は難病に指定されているのではないですか?
Q5.漢方薬による治療は効果的なのですか?
Q6.金属アレルギーの検査は行っておりますか?
Q7.SAPHO症候群とはどう言う症候群ですか?
Q8.歯科金属アレルギーがあり、大学病院の歯科で金属を外したら急に悪くなり困っています。
Q9.禁煙はしないとだめですか?漢方薬は効きませんか?
Q10.自宅は東京のKメディカルクリニックから遠いのですが、漢方治療は可能ですか?
Q11.掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎で肥満もあります。掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎の漢方治療として報告されている漢方方剤を飲みましたがよくなりません。漢方治療ではよくならないのでしょうか?
Q12.Kメディカルクリニックの診療最終受付は何時ですか?クリニックはどこにありますか?
Q13.掌蹠膿疱症,掌蹠膿疱症性骨関節炎です。病院でいろいろ検査しましたが、原因は不明と言われました。
Q14.掌蹠膿疱症性骨関節炎のために胸の痛みがひどく困っています。漢方で治療できますか?
Q15.なぜ漢方で掌蹠膿疱症の治療を行うのですか?
Q16.病院(東京)で掌蹠膿疱症と診断されました。他人に感染しますか?
Q17.東京の総合病院の皮膚科で掌蹠膿疱症と診断されています。風邪を引いたら掌蹠膿疱症の症状が悪くなり困ってします。良い治療法はありますか?
Q18.漢方が苦手です。Kメディカルクリニックでは掌蹠膿疱症にビオチンの処方はしていますか?
Q19.掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎が悪化しました。掌蹠膿疱症の治療と禁煙外来を同時に受診できますか?
Q20.病院で掌蹠膿疱症,掌蹠膿疱症性骨関節炎と診断され爪の変形があります。漢方治療で爪の変形は治りますか?
Q21.掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎と病院で診断されています。糖尿病や甲状腺の検査を受けた方がよいですか?
Q22.病院で掌蹠膿疱症、掌蹠膿疱症性骨関節炎、糖尿病と診断されました。糖尿病の治療は必要ですか?
Q23.掌蹠膿疱症は手掌・足底の皮膚に炎症が起きるのはなぜ?
<情報・関連サイト情報>
週刊朝日ムック・本格漢方「漢方の名医はこう治す!」で院長が取材、掲載されました。
掌蹠膿疱症 – goo ヘルスケア
掌蹠膿疱症 家庭の医学 – Yahoo!ヘルスケア