QUESTION10.
思春期の気管支喘息にはどの様な問題がありますか?
Answer
思春期の気管支喘息には以下の問題があり十分な対策が必要です。
①治療管理の主導権が保護者から患者本人に移行しますが、喘息の知識は不十分なことが多いです。
②発作が起こった時には親に頼りたいという気持ちがあります。一方、親にいろいろ言われる煩わしさとの葛藤があります。
③多忙なため,生活が不規則になり受診が不定期になることがあります。
④罹病期間が長くなり,病気に対する慣れがでてきます。そのため内服や吸入を励行しない方がでてきます。
⑤女子では月経により発作が左右される月経喘息という問題が生じる場合があります。
⑥定期試験などのストレスは気道炎症の増悪因子となっています。