花粉皮膚炎

病態

主に春の花粉症の時期にご来院される方が多い花粉皮膚炎について解説いたします。

皮膚のバリア機能が、ストレス、アトピー性皮膚炎などで低下すると花粉が体に入りやすい状態になります。異物が皮膚を通じて入りますので、花粉を追い出そうとする免疫機序が働いて湿疹やかゆみが出ます。これを花粉による経皮感作(けいひかんさ)といいます。

特徴

花粉皮膚炎は

①眼瞼炎(まぶたの炎症)結膜炎の症状が多い。

②花粉症の時期に症状がでる。

③スギに対するIGE抗体が高いことが多い。

花粉皮膚炎の原因

①1月から6月 ハンノキ

②2月から4月 スギ、ヒノキ

③3月か56月、7月から10月 イネ

④8月から10月 ブタクサ、ヨモギ

採血で調べられます。

 

治療

kメディカルクリニックでは、内服薬、漢方薬、外用薬、点眼薬により花粉皮膚炎のスキンケアを行います。顔、頸部に症状が出ることが多いので、外用薬は症状、部位に合った治療を行っています。