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睡眠時無呼吸症候群Q&A3

QUESTION3.

睡眠時無呼吸症候群は治療しないと何が良くないのですか?

Answer

睡眠時無呼吸症候群(SAS)をCPAPで治療した場合と治療しなかった場合、未治療重症SAS患者群と比較してCPAP治療群では未治療群に対してイベント発生率を有意に減少しており、つまり、SASを治療することで生命にかかわる心筋梗塞などの心臓病や脳卒中の発症リスクを抑えることができると言えます。

~適切にCPAPを使用しましょう~

CPAP療法は適切に行うことは重要です。

少なくとも一夜あたり4時間以上、毎日使用することで、高血圧や心血管イベントの発症を抑えられることがわかっております。また、4時間以上の使用は、日中の眠気も改善します。

当院では、睡眠時無呼吸症候群が疑われる方に対しては、まず、簡易検査を行い、必要に応じて精密検査を行うことで、重症度も含めた診断を行っております。

また、CPAPでの治療開始後は、CPAPの使用時間などから、適切にCPAPを使用できているか、そして、睡眠時無呼吸が改善しているも確認いたします。

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